2008年05月15日

生まれ変わったら

しばらく前にブログでもご紹介した、ハモンドオルガン奏者の伊原康二さんのライブ映像の編集が、どうにかこうにか完成した。伊原さんは近々アメリカに長期で行かれるとの事で、その前に完成させる為に、最後は少々詰め込んだ。

近しい友人や家族にはいつも漏らしているのだが、私は、生まれ変わったら(もしそんな事が仮にあったら)”ミュージシャン”になりたいと本気で思っている。上記の編集作業でも、気持ちはメンバーの一人である。でも、伊原さんや他のミュージシャンの方の気持ち良さそうな顔が羨ましくてしょうがない。

だから、せめて私が選んだ”映像”の世界を通して、”音楽”を奏でられれば、今生は満足したい。編集していて強く感じるのは、ライブで直に演奏を聞かず、映像を通して聞く場合、編集のタイミング一つでその音楽を生かしも、殺しもする、という事だ。音楽を好きであればこそわかる、切るタイミングがあると思う。

うちの母親は私が幼少の頃、自宅でピアノ教室を開いていた。当然私も彼女のレッスンを受けたのだが、よその子には優しく教える母も、我が子には厳しかった。友だちが公園で野球をしているのに、室内でポロンポロンやっているのが当時の私には耐えられなかった。そんな私のイライラを察知した母は、最終的に私にピアノを教える事を断念した。もし無理強いして音楽そのものを嫌いになったらマズいと思ったのだ。おかげで音楽を嫌いにならずに済んだ。

我が子には是非とも、音楽をして欲しいと思っている。ただ、無理強いは禁物だ。


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2008年04月30日

I'm so tired

ジョン・レノンの曲に”I'm so tired”ってタイトルの曲があるんですが、文字通り疲れた時に無性に聴きたくなって、聴いてると、なんというかク〜っと沁みるんです。癒されます。今まさに聴いてます。ホワイト・アルバムに入ってます。

ビートルズのアルバムはみんな好きですけど、ホワイト・アルバムは結構好きです。かなり思い入れのある曲が一杯です。特に"Dear Prudence"はビートルズの中でも一番好きな曲かもしれません。ジェリー・ガルシアやアラニス・モリセットもカバーしてます。彼らのバージョンもそれぞれ、かなり素敵です。

実は奥さんに、もし自分が先に逝く事があったら、葬式の時に故人が生前好きだった曲として"Dear Prudence"をかけてくれって頼んだ事があるくらいです。あのギターのアルペジオがリフレインしていく感じがたまらんのです。なんか温かい、懐かしいところに帰っていく感じです。そうだ!母の子宮に帰っていく感じかもしれないですね。沖縄や台湾、香港ではお墓が子宮をモチーフにしていますよね。やっぱりわたしゃの葬式はこれで決定だ!

やっぱりちょっと疲れてますよね、私。
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2008年03月28日

伊原康二さん

ここのところ作業しておりますのが、ハモンドオルガンの名手、伊原康二さんのライブ映像です。実は、彼とは先だってブログでもご紹介した「サタデー・ウェイティング・バー・アバンティ」の映像版を制作した際に、彼が実際のFM番組のオープニングとエンディング曲を演奏されていた事がきっかけでご縁を頂きました。

伊原さんは渋谷のスペイン坂で、若い人々にもジャズの素晴らしさをわかってもらおうと、ライブハウスを経営されていました。オーナーである伊原さんご自身も、ピアノや、日本では生の音を聴くチャンスがあまりない、ハモンドオルガンを演奏し、毎夜ジャズファンを唸らせてこられました。

しかし、残念ながら、この「Baby Talk」というライブハウスは、昨年10月末までで閉店となってしまったのです。私もご縁を頂いてから何度かお邪魔して素晴らしいオルガンの音を堪能させて頂きました。そこで、せめてお店を閉められる前に、その貴重なライブを映像に残させてもらいたいと思い、私からライブ撮影の提案させて頂いたのです。

幸い、伊原さんの奥様のお口添えもあり、撮影許可を頂きました。当日は伊原さんの前に日本を代表するサキソフォン奏者3人がズラッと並び、迫力のあるライブとなりました。今、編集をしながらも当日の熱気が蘇ってくるほどです。

是非いつか皆様にも伊原さんの映像をご覧頂ければと思っています。

伊原さん関連ページ
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2008年03月26日

ジョンのこと

ジョン・レノンが昔から大好きだ。
いつから好きかを思い出そうとしたが全然思い出せない。
でも毎年12月8日の彼の命日には映画「Imagine」を必ず見る。

何故好きなんだろう。
彼には音楽の天才的才能があった。素晴らしい芸術的センスも。
ビートルズという世界的、歴史的バンドのメンバーだった。

もちろん、そんな事も好きになった原因だと思うが
第一の理由ではない。


決して彼が凄いから好きなんじゃない、と思う。
彼が偉いから好きなんじゃない、と思う。
彼の弱い部分、強い部分全部を含めた人間臭さが好きなんだ。


みんな人はそうである様に、彼も時には傷つき、時には喜び、
時には怒り、時には泣いた。

ジョンはそんな様々な人間的感情をストレートに音楽にぶつけた。

彼の音楽には人の感情を揺さぶる何かがある。説得力がある。
そして時にとても勇気づけられる、ジョンもやっぱり苦しんだんだ、と。



Watching the wheels

People say Im crazy doing what Im doing
Well they give me all kinds of warnings to save me from ruin
When I say that Im o.k. well they look at me kind of strange
Surely youre not happy now you no longer play the game

(人は言う「あんなことして、どうかしてるんじゃない」って。酷いことにならないように一杯警告をしてくれる。僕は大丈夫さ、と言うと彼らは僕を怪訝な目で見るのさ、もう昔の幸せな彼ではないってね。)


People say Im lazy dreaming my life away
Well they give me all kinds of advice designed to enlighten me
When I tell them that Im doing fine watching shadows on the wall
Dont you miss the big time boy youre no longer on the ball

(僕がただ虚しい夢想に耽ってばかりの無精な奴って人は言う。そして正しい道へ導こうと、ご丁寧にアドバイスをくれるんだ。僕は壁に映った影を見てるだけで十分さ、と言うと、いやいや、君は今じゃ一線を外れて、大当たりの昔が恋しいだろうってけしかけるのさ)

Im just sitting here watching the wheels go round and round
I really love to watch them roll
No longer riding on the merry-go-round
I just had to let it go

(ただここに座って輪がくるくる回るのを眺めてるのさ。回るのを見てるのが好きなんだ。もうメリーゴーラウンドには乗らないけれど。そうするしかなかったんだ。)

Ah, people asking questions lost in confusion
Well I tell them theres no problem, only solutions
Well they shake their heads and they look at me as if Ive lost my mind
I tell them theres no hurry
Im just sitting here doing time

(人は混乱して僕に質問してくる。僕は言う、問題なんてない、解決策だけだって。すると、まるで僕がおかしくなったみたいに首をかしげて見る。急ぐ必要なんてない、僕はここで時間潰してるだけさ)

Im just sitting here watching the wheels go round and round
I really love to watch them roll
No longer riding on the merry-go-round
I just had to let it go
I just had to let it go
I just had to let it go

(ただここに座って、輪がくるくる回るのを眺めてるのさ。回るのを見てるのが好きなんだ。もうメリーゴーラウンドには乗らないけれど。そうするしかなかったんだ。)

Lylics by John Lennon
Japanese Translation by Tad

この曲は、ジョンがヨーコとの間にショーンを授かり、音楽活動から遠ざかって専業主夫をしていた頃の事を曲にしたそうです。

イマジン
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2008年03月25日

ジャズとの出会い

糸井さんのほぼ日をチョロチョロ見てたら、糸井さんとタモリと山下洋介さんが昨年の暮れにやったジャズの対談録が出ていた。私もジャズ好きの端くれなんで、ちと、何か私とジャズについて書いてみようかと思う。

そもそも最初の出会いは、中学時代。卓球部で一緒だったKがくれた一本のカセットテープだったと思う。多くの10代がそうであるように、自分も少し大人に憧れて、背伸びしたい時期だった。そして自分にとってジャズ=大人の音楽だった。卓球部のKにはジャズマニアの兄おり、家を訪れると棚には何がなんだかわからないが、ジャズのCDがギッシリ詰まっていた。

ある時、Kが以前からジャズに興味を示していた私にテープをくれた。ジョン・コルトレーンの「至上の愛」だった。今思えば自室でコルトレーンの「至上の愛」を聴いている中学生ってのも凄い画だなぁと思う。当然の事ながら自分には何がどう”いい”のかなんてさっぱりわからなかった。でもとてつもなく、その音楽が持つ世界観に惹かれたのは覚えている。

以来、折にふれてKは「これ聴いてみろよ、名盤だぜ!」とか、知った様な事を言ってテープをくれた。10年以上たったある日、実家の荷物を整理していると、Kがくれたテープが出てきて驚いた。ジョン・コルトレーン、キース・ジャレット、マイルス・デイヴィス、etc、ラベルには蒼々たるジャズの巨人たちの名前が青臭い中学生の文字で書かれていた。


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2008年03月01日

音楽について

新カテゴリーを追加しました。「音楽」です。何で一番最初にそのカテゴリーを作らなかったのか不思議なくらい、自分の人生にとって音楽は重要です。親友Hくんは音楽のプロです。その彼曰く「俺はTほど音楽が好きじゃない」だそうです。まぁ世の中には音楽好きは山ほどいると思いますが、自分もそんな中の一人です。

実はうちのおかんは私が小学生くらいの頃自宅でピアノを教えていました。彼女にとっても音楽は特別なものだったんだと思います。で、当然息子にもその素晴らしさを伝えるためにピアノを教えようと試みるのですが、小学生くらいの男の子には室内でピアノを弾いているより、他に外でする事が山ほどあったので、彼女の思惑通りにはいきませんでした。でも後日聞いたところによると、彼女が最も恐れていたのは、無理強いして逆に私が音楽を嫌いになってしまう事だったそうです。大人になってから振り返ると、あの時ピアノを習っていれば、とも思うのですが、でも無理強いしないでくれたおかげで、音楽という他には変え難いものを失わずに済んだとも思えます。

それにしても、物心ついた頃からすでに音楽は自分の人生と共にありました。一番最初に買ったレコードは忘れもしないオフコースの「さよなら」のシングルでした。今思えば、なんてませた小学生だったんでしょう。ただ子供心にあの小田さんの声やメロディのせつなーい感じがたまんなかったのを覚えています。私は今ではさほど邦楽は聞かなくなってしまいましたが、毎年クリスマスにやってる小田和正さんの「クリスマスの思い出」は欠かさず見ています。音楽の素晴らしさの一つは、ある曲を聴くと、その曲と共にその曲を聴いていた頃の思いをフト蘇らせてくれる事じゃないでしょうか。必ずしもいい思い出ばかりではないかもしれませんが、何か自分の足跡を振り返るキッカケになると思います。音楽の魅力を到底一度のブログで語り尽くす事などできません。また追って音楽にまつわる投稿もしていきたいと思います。
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