会社を辞める際、同僚だった方が一冊の本をくれた。「たからもの」という題の絵本だった。絵本の中で、あるまずしい男が夢を見る。夢の中で彼は都の宮殿へたからものを探しに行きなさい、というお告げを受ける。そして長い旅の挙句に、宮殿の衛兵から、たからものは実は彼の家の下に眠っている事を伝えられる。
2008年05月06日
答えは何処
幼い頃から、自分の求めるもの、答えはどこか遠くにある、と勝手に思っていたような気がする。なので、アメリカへも留学し、アジアを点々としたのかもしれない。
ただ、ある時ふと思った。どこへ行っても、根本的には何も変わらない。答えは与えられない。自分は自分という事以外は。アメリカへ行こうが、日本にいようが、アジアを彷徨っていようが。
そんな当たり前の事がずーっとわかってなかったようだ。
身につまされる話だ。初めて読んだ時、主人公が自分に思えた。近くにある答えを探すために、長い旅をするまずしい男。ただ、その旅は必要なかったか、と言うと必ずしもそうではないと思う。無駄ではなかったと思える人生にしたいものだ。
