2008年05月05日
選択する事
何が難しいって、多くの可能性の中から、あえて一つを選ぶ事ほど難しい事はないと思う。同じ物事に対して、簡単に、安易に、何も考えずに選ぶこともできるし、考えて考えて考えて、考えた挙句に一つを選択する事もできる。どちらもありだが、違った未来が待っている。
ウディ・アレンの映画の中で、架空の哲学者が言うセリフがある。"Life is a sum total of all the choices you've made" 「人生とは、全てのあなたの選択を足したものだ」
大学で受講した演劇のクラスで教授が言った。演出家の仕事とは、無限にある演出方法の中から一つを選び、何故それを選んだのか説明する事だ、と。
全ては選択だ、といっても過言ではない。カレーにするかうどんにするか。右へ曲がるか、左へ曲がるか。
人物ドキュメンタリーの面白さも、まさにそこにあると思っている。ある人物がある状況にあって、いったい全体何を考え、最終的に何を選択するのか。これにつきる。人と違う人生を生きる人は、単純に人と違う選択をしているのだと思う。それがいいか悪いかは別にして。
いずれにせよ、悔いのない選択ができれば、それにこしたことはない。
To be or not to be, that is a question.
ゴールデンウィークの思い出
本日、富士山のお膝元にある「富士山こどもの国」まで、知り合いの長尾家の皆様と共に行って参りました。予報通り天気は良かったのですが、我々一家が、まさかの朝寝坊をぶちかましたりした関係で、見事に大渋滞にはまり、行きは茅ヶ崎から彼の地までおよそ6時間もかかってしまいました。あれほどの渋滞にはまったのも久しぶりです。
ですが、着くとそこは子どもの国。大きな空には鯉のぼりの大群がゆらめき、もちろん目前にはドーンと富士山は見えるし、何より、子どもは大はしゃぎ。流石、子どもの国、良かった良かった、さぁ楽しい一日を過ごしましょう、と思うやいなや、遠くから我が子ユウちゃんの巨大な泣き声が!
なんと彼は、いきなり勾配のキツい草と石の坂を、何を思ったか立てに走っていき、見事に立てに回転して転んだそうだ。あまりの突然のあり様に、笑いをこらえる長尾ご夫妻の横で、ワンワン泣きながら血を流すユウちゃん。またか、心の中でつぶやく私がいた。
なんで彼はいつもこうなのか。いっつもこうなのだ。彼は。彼の前歯は一本無い。これも同じ。ある日寝室で調子に乗ってはしゃいでいた彼は勢い余って壁に顔面から激突し歯が取れてしまったのだ。またある時は、私の椅子に乗ってグルグルまわって落っこちて眉毛の横をぶつけて大きく切って血が噴き出した。今でもクッキリその傷が残っている。ほんとに懲りないのだ。親としたら、たまったものではない。
でも幸い大事には至らなかった。相当泣いたが、しばらく抱っこして励ましてあげたら復活した。これも彼の持ち味。気持ちの切り替えは結構早い方だ。おかげでどうにか、その後は特に怪我もなく大いに走り、笑い、汚れて楽しい一日を過ごす事ができた。
帰りもまた、渋滞にはまったが、ワイルド長尾さんの見事なショートカットにより、大分はやく帰宅する事ができました。それにしても凄かった。方や渋滞の坂道、方や(おそらく自衛隊敷地内の)未舗装の道路をパリダカよろしく、砂埃を巻き上げながら疾走する長尾カー。後を追いかけながら、対照的な道路を俯瞰し、快走する爽快感ったらありませんでした。
相変わらずドタバタでしたが楽しい一日でした。
助産界の希望の光
プロバイダーの不具合のおかげで、せっかくの連続投稿記録が途切れてしまいました。インターネットや最新の科学技術、とっても便利になって、さぞ生活が豊かになったと思いきや、意外と逆に不便を被ったり、利用するものに逆に振り回されたりしますね。皮肉です。
話変わって、昨日たまたま近くまで行ったので、我が家二人の子供の出産で大変お世話になった、茅ヶ崎の斎藤助産院を訪れました。それと言うのも、斎藤さんのところが、助産院を新築されたと聞いていたので、ちょっとどんなか、外から拝見しようと思ったのです。
近くと言っても、具体的な場所がわからないので、グルグルまわっていると、バーンと巨大な新築の物件が目に入ってきました。ひょっとして、と思ってよく見ると、玄関の所に過去二回のお産の際にお世話になった助産師さんたちの姿が。先方もどうやら私たちを認識したようなので、おそるおそる伺ってみると、明日引っ越しで、今鍵開いてるから見ていいですよ、との事。
まず建物の大きさ、それから高台に建っている為に建物から臨む山や森の景色に圧倒されます。また中に入ると、壁や床など、多くの場所で漆喰や天然木など、自然素材が使われていて、とても心地よい環境作りがされています。広ーいダイニングには、作り付けの、やはり天然木でできた巨大なダイニングテーブルが。近い将来、たくさんの妊婦さん、成り立てお母さんが、助産婦さん達とニコニコと楽しく食事をする光景が目に浮かびました。
以前の斎藤助産院も、とてもアットホームで、素晴らしい”気”が流れている空間に感じましたが、新生斎藤助産院は、きっとさらにグレードアップして、湘南の助産界、いやいや、神奈川県、日本の現在かなり問題視されている出産の現状に、一筋の光となるのではないでしょうか。少子化やお産の危機が叫ばれる世の中にあって、あえてあの様な素晴らしい助産院を新築された斎藤先生の、「お産をなめたらあかんぜよ!」という心意気を感じずにはおれませんでした。
斎藤助産院
